研究テーマ

通信技術に基づく自由かつ安心・安全な社会を目指して

携帯電話の爆発的な普及に見られるように,無線通信が身近なものになっています. しかし,使用できる周波数が限られているため光ファイバ通信と比べて伝送速度は遅く,また,場所によっては通信品質が悪い,盗聴の危険性が高いなど,解決すべき点が多々あります. 一方,近年,社会不安の高まりに伴い,より安全・安心な環境を求めるニーズが高まっています. 防犯対策の一つである侵入検知では,赤外線センサや磁気センサ,カメラなどが多く用いられていますが,それぞれ,誤検知が多い,プライバシーの点から家庭などへの導入が困難,などの問題点があります. また,一人暮らしの高齢者が急増している現在の高齢化社会では, 離れた場所でもお年寄りを見守ることが求められています.

大槻研究室では,情報理論・信号処理に基づく通信技術を用いて,自由かつ安心・安全な社会の実現を目指しています.

例えば,携帯電話や無線LANなど,使用可能な周波数に限りがある中で光ファイバ通信並みの伝送速度の実現を目指して,時間・空間・周波数領域にわたる新たな多次元信号処理を開発し,それを用いた高品質かつ高速無線通信の研究を進めています. また,量子コンピュータでも解読不可能な情報理論に基づく物理セキュリティシステムの研究を進めています.

一方,防犯対策として,時空間信号処理に基づく全く新しい電波システムを開発しています. 開発システムは,空間中の電波の伝わり方の変化を読み取るもので,侵入だけでなく,物陰に身を潜めている・部屋の中を歩き回っているなどの人の状態,さらには物の盗難など,多くのことを検知可能です. また,浴室・トイレなど,高齢者の事故が多く,しかしカメラの導入が困難な場所でも, 異常を検知することができます.

これらの他にも,GPSよりも高精度でかつ屋内でも使用可能な位置検出システムや,通信・放送・記録などに用いる脳の信号処理に基づく新しい誤り訂正符号・復号,環境モニタリングや物流・農園管理等に用いるためのネットワーク先進技術など,多くの研究・開発を行っています.


研究テーマ

大槻研では,主に以下のテーマについて研究しています.(2016年10月現在)

  • MIMO (Multiple Input Multiple Output)
  • 物理層セキュリティ
  • マルチキャリア重畳伝送 (Superposed Multicarrier Transmission)
  • QoE (Quality of Experience)
  • 位置推定
  • 行動識別(アレーセンサ)
  • 心拍検出・まばたき検出(ドップラーセンサ,PPGセンサ)
  • Social Network(感情抽出)
  • ビットコイン

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